白いしるし

つらくて痛すぎた。

これを読んで思い出した。
「きいろいぞう」は西さんだった事。
映画で見たのだけど
どうしても好きになれないシーン
でもだからこそ今でも覚えているシーンを思い出した。

今回、女性が主人公のものを初めて読んでみたけれど
やはり西さんが描く女性は
感情が爆発しすぎていてちょっと苦手だ。
それはまったく若い頃の自分を思い出すから。
いかにも自分が言いそうな
いかにも自分がやりそうな
いかにも自分が思いそうな事を思う主人公を見ていると
ただただつらくて痛くなる。
既に忘れかけている部分をえぐられ吐きそうになる。
魚喃キリコさんもそうだけど
あの頃は最大級の共感も含め
大好きな作家さんだったけれど
今読み返すのはつらすぎる。


この小説の終わりに
栗田有紀さんの解説があって
とても腑に落ちたので救われた。

あぁ、もう、こういうのは読みたくない(笑)

次のは大丈夫だといいなぁ。

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