何者
「何者」
西さんの本を読み終わって
主人の蔵書をあさっていたら出てきた。
表紙の感じから
なんだか男っぽい感じの作品なのかな
でも直木賞受賞作だし読んでみるか
と、思い読み進めた。
中盤、後半まで
就活の話。若いな。
主人公イヤなやつだな。
でも周りの人間もっとイヤだな。
なんて思っていて
ここまで来てこの感じか。
クライマックスはあそこだったの?
と、不安に思っていたところで
キタ
全身鳥肌、呼吸も浅くなって
目を見開いてラストスパート。そして読み切った。
じわじわと
なんだかイヤだな…。
と、思っていたのも全然正しかった。
読み終わった後に
すぐに自分のSNSを見返してしまった(笑)
誰しも少なからず思ったり、感じたりする感情
そして口に出さずに顔に出さずにため込む感情
それが剥き出しになる瞬間
本当にうまく表現していたな。
あぁ。面白かった。